私が県外のライブを観に行く際、初めに見る交通手段は夜行バスである。
年齢はもう今年25歳になり、アラサーと呼ばれる部分に踏み込みかかっているわけだが、未だに夜行バスで行ってやろうという気持ちを持っている。
周りには「よくやるな…」と言われるし、自分でも時々よくやるわと思うが、やめられないのには訳がある。
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夜行バスを選ぶメリット
①安い
まずは何と言ってもこれだ。安い。
厳密に言うと私は名古屋市民ではないのだが、仮に名古屋から東京のライブを観に行くとしよう。
新幹線で行くと片道で約10,000、往復で20,000円ほどかかるところを、夜行バスなら安くて片道2,000~3,000円、高い時でも7,000円くらいで大抵は収まる。
7,000円の時はそれほどお得感を感じられないが、何でもない金土日曜日にこの区間の夜行バスを利用した場合、大体4,500~5,500円なので新幹線と比べるとほぼ半額で東京に行けてしまえるのだ。
極端な話2回行けると思うと、多少体力をささげてでも夜行バスを選択してしまう。
②ギリギリ日帰りできる
実際夜行バスで往復した場合、前日の深夜に乗車→当日朝着・当日深夜乗車→翌日朝着なので日帰りではないのだが、「一日しか穴をあけない」という意味では日帰りが可能になる。
夜行バスが目的地に到着する時間は、5:00~7:00が多い。
普通の企業や学校だったら、体力的な面はさておき物理的にはギリギリ出勤できるのだ。
しんどいだろうと思うかもしれないが、突っ込んでしまえば割とこっちのもので、なんとか持ちこたえてしまう。
この体力の融通が利くうちはきっと私は夜行バスを使うことをやめないだろうと思う。
③アンコールをほぼ確実に聴ける
新幹線の終電が22:00くらいなのに対して、夜行バスは24:30出発の便もごく当たり前に用意されている。
新幹線の駅から離れている場合や、会場の規模的に帰りの電車に混雑や遅延が予想される場合、22:00の新幹線で帰ろうとするとアンコールまで聴くリスクは一気に高くなるが、24:30の夜行バスであれば余裕でアンコールまで聴いて帰ることができる。
なんであれば、ライブ後に銭湯に言ってから夜行バスに乗り込み、翌日は何食わぬ顔で出勤…ということも(物理的には)可能だ。
夜行バスのデメリット
①疲れる
新幹線なら2時間強で着くところを、6~7時間バスで睡眠を取りながら行くわけなので当然疲れはゆっくりベッドで寝るのに比べたら癒えにくい。
往復夜行バスで弾丸で帰ってくると、2夜バスでの睡眠で3日間活動することになる。
夜行バス弾丸明けの私の脳内は「平たい場所で寝たい」ということに完全に支配されてしまう。
②当日の朝に時間を持て余す
昼行でいければそれが良いのだが、昼行の高速バスには「渋滞による到着時刻の遅延」という落とし穴がある。
当日は当日で、グッズ並ばなきゃいけないんだよな…など色々考慮した結果、夜行バスを選択することがほとんどなのだが、早朝に下車した後の時間の持て余しようといったらない。
ひたすらにスマホの電池との戦いが始まってしまうため、大体の場合はそこらのコンセントがあるカフェなり飲食店なりで潰すことになるのだが、これがなかなか苦だったりもする。
まとめ
メリット・デメリットを個人的な目線で述べたが、結局お金を積めば快適な旅ができるけれど気力と体力が耐えられるうちは夜行バスがかなりオススメである。
2018年、かなりの数県外の開場に行ったが、新幹線はおそらく一度も使っていない。
飛行機は「新幹線より安い」という理由で一度だけ仙台→名古屋への帰りで乗ったが、他は夜行バスおよび自力の運転である。
「若いね…」と何度も言われたが、少し無理してでも年間通して2倍会場に行けたと思うとかなり得出来ているように思う。