いつかの記事(ライブにおけるディッキーズ(Dickies)ハーフパンツのメリット・デメリットと、「ディッキ族」が悪く言われる理由について)で「ディッキーズがファスナー付けたらもう人目もはばからず買います」的なことを述べたが、どうやらディッキーズがファスナーを付けた商品を出したらしい。
しかし私はこれを買っていない。…すみません。
というのも、ディッキーズがファスナーを付けている間にUNIQLO様が私のために作ってくれたかのような(違う)商品を出してくださったからである。
これを開発した人は野外フェスに行く人間を意識してくれた…いやむしろUNIQLOに野外フェスファンがいて、自分が欲しくて作ったのではないかと思えるほど。
私はこの夏(7~9月)フェス6本、ワンマン2回行ってきたがその全てをこのパンツで過ごした。それほどに快適だったので、今更感はあるが紹介させてください。
Contents
UNIQLOユーティリティアクティブショートパンツ
多数・多様なポケット
ディッキーズについて語った際に、これに尽きるといっても過言ではなかった要素、ポケットの量と質。
・前の左右に1つずつ
・後ろの左右に1つずつ
・左下に1つ(ファスナー付き)
前方のポケットは、ディッキーズとまではいかないにしてもかなり深い。男性は厳しいのかもしれないが、Mサイズ・Lサイズであれば決して細いとは言えない私の脚を収容しつつ、500mlのペットボトルも収容できる。Sサイズは試していない。
ちなみに私は活用し切っていないが、右側はポケットの中に小さいポケットがあるような仕組みになっている。
もう言うまでもないが、最高なのが左側面についているファスナー付きポケットである。
紛失や落下防止はもちろん、ジップロックしてここに入れておけば、ライブ中に突然の雨や誰のかわからない汗で濡れてスマホが水没…なんていう事態も回避できる。激しいモッシュや転倒による衝撃で割れることは回避できないが…。
驚きの速乾性
ディッキーズの場合はしっかりした生地で、濡れたところで型崩れしないぜ!最強!って感じなのだが、これの場合は逆に濡れたところで速攻で乾くという強さを持っている。
ペットボトルが結露してできる水滴によってびしょびしょになることもわりとあるのだが、気付くと乾いている。
生地自体が薄いため濡れたところで重みを感じることもほぼない。
ずり落ちにくさと軽量を実現したベルト
ウエストはベルトで調節できる仕組みになっている。
ベルト部分は布素材、接合部分はカチャッと締まるタイプのプラスチック素材で、かなり軽量である。
軽く薄い生地だからペットボトルぶら下げてたら落ちるんじゃなかろうかと心配になるところだが、ベルトで固定されているためずり落ちる心配も無い。
重要なポイントはこのベルトを通すコレである。
コレがなかったら一気に使えないのだ。ペットボトルホルダーはじめカラビナ等が使えなくなるためである。
これがあることによって、ペットボトルホルダー・鍵・使わないときのキャップ等ぶら下げて歩く(しかもなくさない)ことが可能になり、一気に便利である。
たったこれだけの布なのに、あるとないとで天地の差。
圧倒的安価
こちらのお値段だが、なんと¥1,290 +消費税。
値下げしてこうなっていたので、まぁ元値は1500円前後ではないかと思う。薄い分ダメになるのは早いのかもしれないが、10回着てダメになっても許せる値段だし、そもそも10回でダメになるほど激しい人なんてごくまれ。最強のハーフパンツはコスパも最強。
鼻高々と紹介しているが、私にこの商品を教えてくれたのは友人である。
「UNIQLOの傾向を考えると、シーズンが終わったら姿を消してしまう可能性が高い」と、焦って買い足したくらいには快適であった。
そして実際オンラインストアでは、
この通り。
…
大人気じゃん
いや想定の範囲ではあったのだがショックだ。4着買っておいてよかった。
せっかく紹介したい気持ちで書いたのにこのざま…田舎のUNIQLOにはまだ売っているかもしれないがこの通り生産期間自体は終了してしまったようだ。
しかし悲観することはないと思っており、なぜならこの商品、生産していた時ですらカラーやサイズによっては完売するほどに人気な商品だったからだ。
人気があった商品は改良されて翌年のシーズンにまた発売されることが期待できる。
UNIQLOユーティリティアクティブショートパンツのここがダメ
というわけで、改良されることを見込んで敢えて良くない点をあげると、以下の1点である。
UNIQLOの偉い人が見ていてくれたらなぁ…という淡い期待もあるが、まぁまずないだろう。「来年こうなったら嬉しい」くらいのことを無駄に発表しようと思う。
ベルトのコレの位置と数
「ベルトのコレ」の正式名称が分からないため、もうずっと「ベルトのコレ」を呼び続ける羽目になってしまっている。
ペットボトルホルダーが装着できるのはありがたいのだが、飛び跳ねるとペットボトルが暴れて気になる&人の迷惑になるため、ライブ中はペットボトルホルダーにつないでいながらも深いポケットに収納できるとさらに有り難いのだ。
それにはベルトのコレの位置が少し内側すぎる。
なんであればペットボトルホルダーをつなぐのも完全に体のサイドになっているほうがより良いため、ベルトのコレの位置をサイドよりにする、若しくはサイドにもう一つつけてもらえるとこのパンツはさらに完璧な存在となれる。
なんなら別にたくさんあって困るものでもないので、デザイン的に意味不明でも5個くらい付けといてくれて構わない。
以上、今更過ぎるおすすめパンツの紹介だったが、野外フェスに行くのに「下って何履いてけばいいんだ~」と迷う方、もし来年バージョンアップして帰ってきてくれたらぜひ試してみてほしい。