“百万石音楽祭(ミリオンロックフェスティバル)2018″の、主にシャトルバスについて体験談

6月頭に行われた、石川県金沢市の音楽フェス、”百万石音楽祭(ミリオンロックフェスティバル)”に参加した。
この記事では主に交通に関しての体験に基づく情報を綴るつもりである。

今回私は愛知県から友人と車(しかも軽自動車)で日帰りという、超節約コースである。
関東の方々は知るわけもないが、実は愛知から北陸というのはとてもアクセスがよろしくないのだ。
愛知と言っても広いため一概には言えないが、金銭面の悩みが無かったとして、公共交通機関を全力で使ったところで所要時間が車とたいして変わらない…なんていう地域はざらにある。

そんなわけで車で向かうことにし、公式HPを見ると、なにやらやんわりとあんまり車で来てほしくないな…という雰囲気が感じられたため、安全圏をとって金沢駅周辺のコインパーキングに駐車して金沢駅↔会場間のシャトルバスを利用することにした

バスチケットが前売りである

百万石音楽祭2018公式サイトよりスクリーンショット

さて、最も慌てたのがこのバスチケットであった。これを忘れないために今記事を書こうと思ったまである。
百万石音楽祭では金沢駅と会場を結ぶシャトルバスが運行される。(その他専用駐車場↔会場間というのも運行していたが今回はこちらに関する情報は書けない)
最寄り駅・最寄りの総合駅からシャトルバスが出ること自体はありがちなのだが、このシャトルバスが前売り制であったことに、前日(むしろ0時超えていたので当日ともいえる)まで気が付かなかった。

用意周到な方はそこら辺しっかりされていると思うが、慣れとは恐ろしいものでフェスに何度か行ったことがあると自分の経験値に基づいて行動しがちである。
この日の私がまさにそれで、往復券1,500円というキリのいい数字であったために、てっきり当日お金をその場で払って乗るものかと思い込んでしまったのである。

入手できるのはローソン・ミニストップ店頭のみ
※小学生(往復750円/片道400円)は当日乗り場での販売のみ。
忘れないよう、入場券が確定した時点で買っておくことを強くお勧めしたい

ここで、「売り切れたわけじゃないなら当日に気付いても良かったんじゃない?」と思われた方がいるだろうが、なぜ私が「早く買っておくべきだった」と思ったのか。その理由が以下である。

バスチケットには大まかな乗車時間の区切りがある

百万石音楽祭の金沢駅↔会場間のシャトルバスチケットは、9時~10時、10時~11時、11時~12時、12時~13時といったように、シャトルバスチケットを買う際にざっくりと乗れる時間帯が区切られる

時間帯は買う側がコンビニの端末にて選択できるが、まぁ大体の人が時間帯が早いほうから順に選択していくのが自然な流れで、買うタイミングが遅いと早く出るバスに乗れない可能性が出てくるのだ。

ちなみにイベントの開場は10:00、1組目のステージは11:00スタートである。
金沢駅↔会場間はおおよそ25分とのことなので、1組目が見たかった場合は最前を取りたい人はもちろんのこと、シンプルに間に合いたい人でも10:00~11:00の便の前半には乗りたいところだ

しかし私が買いに行ったときにはすでに9時台のバスチケットは完売
フェス慣れしていない友人と行く予定だったため、段取りにぬけがあったことに若干の責任を感じ凹んだものである。
朝買った人がどうだったかはわからないが、早く手に入れておくに越したことはないと思った理由はここにある。

ちなみに、バスチケットは10:00~のものしか確保できなかったが、金沢駅には勢い余って8:00とかに到着してしまった。
8:30頃から9:00の人が乗り始めた様子だったので、係の人に「10:00台の人は何時から乗せてもらえますか?」と尋ねたところ、「9:30とかになってしまいますね、すみません」とのこと
逆に気持ち的には30分早まっているので聞いてみて良かったと思った。ありがとうございます。

そんなわけで実質9時台のバスは8:30~、10時台のバスは9:30~と、30分前倒しで早く乗ることが可能っぽい。(来年以降変わってくる可能性が十分に考えられるのであまり宛てにはできないかもしれない)

ちなみに物販はアーティスト関係なくひとまとめに列ができる

最後にバスとは関係ないが物販の様子。

無事到着し、クロークを使用しないこともあって時間的に少し余裕があった為、物販に行ってみようかなーと軽い気持ちで見てみたら長蛇の列
「なにごと!?某大人気バンドのアーティストグッズか、もしくは公式グッズか?」と列の先頭を確かめてみたところ、アーティストのグッズ目的の人たちが、アーティスト関係なく一つの列にまとまっている様子であった。

物販コーナー全体が柵で囲われており、まずは物販コーナーに入るために並び、物販コーナーに入場出来次第お目当てのアーティストのグッズ列に並ぶといった流れだ。

12時過ぎにはスムーズに物販コーナーに入れたので、争奪戦が予想されないアーティストのグッズが目当てで急ぎじゃないということであれば、少し時間がたってから列に並ぶことをおすすめしたい。

百万石音楽祭2018にて撮影

そんなわけで、バスチケットの購入忘れにより若干のスリルを味わってしまったが、フェスティバル自体は素晴らしく、トイレで異常に並ぶとか、導線が悪くて入場・退場制限がかかるとか、そういったこともなく基本的に快適に過ごすことができた。

運よく天候に恵まれたが、天気が悪くなりやすい時期、加えて雨天が多いとされる石川県での開催を考えてか、ステージがある場所は全て屋内であった。(移動ルートは屋外)
仮に雨が降っていても、少なくともライブを観る時間は濡れることなく過ごせるため、野外フェスで雨の場合のような悲惨な状況はかなり軽減されるのではないかと思う。