先日のMERRY ROCK PARADE 2017で、遅ればせながら「電子チケット」デビューを果たした。
忘れる心配がない・発券の必要がないというメリットは分かっていつつも、紙チケットと電子チケットと選べる環境にあるとつい、これまで通りの安定した紙チケットを選んでしまうものである。
今回はなぜか申し込みの際に電子チケットの方へ導かれ、(当日は紙チケットの入場口もあったので多分電子チケット一択ではなかったのだろうが)結果的に電子チケット購入となった。
個人的な感想としては、普通に良い・ぜひまた利用したい
案外分かりやすい
歳を取るにつれて、新しいことに手を出すのにパワーがいるようになってきてしまい、電子チケット導入を見て見ぬふりしてここまで怠けてきたわりに、いざ導入してみたところ迷いや不安はほとんどなかった。
流れとしては、
電子チケットを購入
↓
電子チケットのアプリをダウンロード(無料)
↓
受け取り期間に電子チケットを受け取り
↓
当日係員に提示
こんな感じ。
「アプリをダウンロードさせるんかい!」と正直思ったが、かなり分かりやすい手引きがされており、特に迷うことはなくダウンロードやチケットの受け取りが進み、当日を安心して迎えることができた。
回線が良くないとか、チケットの提示が安定しないとかそういうトラブルも一切なし。
さらに、お店のクーポンやプレミアムフ○イデーなんかでよくあるような「いつでも押すことはできるようになっているがその場に来るまで押してはいけない場所」という危なっかしいものが無いのも安心できる。
唯一心がざわついてしまったもの
唯一私の心配を煽ったものがあったのだが、それはこれ。
なんだこれは!もしかして提示し続けられる期間が決まっているのか?
ダウンロードしてから使用するまでに時間制限とかあったんだろうか、しまったよく読んでなかったかもしれない!
と、思ってすぐに調べたが、ただの現在時刻だったようだ。
コンマ単位の表示なんか見てしまうと咄嗟に「時限爆弾」的な連想でカウントダウンかと思ってしまうが、冷静になってよく見たらカウントアップ(というかただ時が刻まれているだけだが)だった。
そんな要らない機能で私の不安を煽らないでくれよ!という感じだが、係員が「これはスクリーンショットじゃなく本物のチケット画面である」と一瞬で判断するのに必要な機能なのだろう。
そもそも入り口で画面上にスタンプを押してもらうルールなので大丈夫という前提ではあるが、念のためなのか。
まぁ、悪いことを考える人はいくらでもいるので理解できる対策である。
SNS需要を思うと紙チケットが完全になくなることはないのか?
突然なくなったらきっと困っちゃったり、なんかよくわかんないからやーめよ、となる人がたくさん出てしまうのでしばらくは紙と電子チケットの共存状態が続くかと思うが、スマホひとつで完結する電子チケットが主流になる日はそう遠くないと思う。
しかし紙チケットは、手元に確かにあるという安心感をもたらしてくれるほか、SNS常駐勢にとっては割と要る存在なのではとも思っている。
大きな会場である場合やフェスなどのイベントでもない限り、会場内は撮影禁止、外は突然現実空間。そんな会場もかなりの数あるかと思う。
SNSでの拡散を意識した会場限定のフォトブースだのパネルだの何かしらあればまだいいかもしれないのだが、そういうものもないことは多い。
そんな時、「この人のライブに行ったよ!」をSNSに載せたい人がどうしているのか。
まず、会場の外見や、会場の外にある今日のイベントが表示されたパネル(常設のやつ)。そして、その次くらいによく見るのがその日のチケットである。
Instagramなどで雑に調べているだけでも結構ある。撮影制限がかからない紙チケットは、SNSでの需要があるとみていいと思う。
常々思うが、コンビニ発券が一般化している現在難しいというのはなんとなくわかるにしても、コンビニ発券チケットのデザインあれなんとかできないものだろうか。
先日パスピエのツアーで何年か越しに「自宅に宅配」パターンでチケットを購入し、その際にチケットにしっかりとそのツアーのデザインが施されていて、あーこれはなかなかいいなと素直に思った。
コンビニ発券のあの超絶業務的なチケット、だれも進んで撮ってはいないのが現実だと思うが、これなら撮りたいなという気持ちも起きる。
その日その日のチケットの半券を大切に保管していて、それを続けたいと思っている人もたくさんいるだろうし、チケットの写真をSNSに上げたい人や、記念品としての需要が高まれば、紙需要も残り続けるのかなと思う。
ちなみに最後になったが電子チケットのチケット画面、これもまたかわいいじゃないか!!スタンプもかわいい。
フェスみたいにはっきりとしたメインビジュアルがあればこのようにできるが一般的なのはどうするんだろうという謎はあるものの、こんな感じで毎回デザインしっかりしてくれたらテンションも倍増だなと思う。