完全にハマっている私が言うのもなんだが、Fear, and Loathing in Las Vegasには「良い!」と直感的に思ってもなかなかディープにハマりにくいところがあるなと思っている。
【一回観たら最後Fear, and Loathing in Las Vegasが意味わからないけどクセになる】
以前、こちらの記事でも紹介したがFear, and Loathing in Las Vegasの楽曲は基本的にジャンルという概念に縛られていない。
Aメロの後にBメロ、サビ、最後の大サビの前はCメロなんて滅多にない。なんなら一曲の中で何度も曲調・ジャンルが飛ぶなんてザラである。
加えて英語歌詞の多さ。曲を歌詞で覚えるというよりは、メロディで覚える感じ。
英語歌詞でスクリームボーカルだと、もう義務教育程度の英語力ではFear, and Loathing in Las Vegasの曲を聴きとるのは絶望的である。
そんなわけで、「カッコいい!」と思ったところでなかなかとっつきにくいバンドで、故にこんなに実力・キャリア共に充分でも知名度が微妙という現状があるのではないかと私は思っている。
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Fear, and Loathing in Las Vegasを聴き始めたい人にオススメの曲3選
そんなわけで、どれから聴いていいのかわからなくなりがちなFear, and Loathing in Las Vegasの、入りやすい曲を3曲ピックアップしてみた。
どのような観点で選んでいるかというと、
・どれがサビなのかはっきりとわかる
・シンプルにカッコいいメロディがある
・覚えやすいメインテーマがある
こんなところである。
この3選は完全に私の主観でしかないが、Uta-Netによると2017年12月現在45曲あるFear, and Loathing in Las Vegasの楽曲たちの中から、間違いなく生のFear, and Loathing in Las Vegas初心者が選ぶ分かりやすい曲3選だ。
Starburst
これはもう完全につかみがカッコよすぎる。
疾走感とキャッチーさを兼ね備えた、だれでも一聴してカッコいいと思える一曲なのではないかと思う。
曲調が激しく入れ替わって、同じ曲とは思えなくなる現象も起きにくい。
グッズTシャツにもなっている、ライブでは準定番の人気曲なようだ。
Cast Your Shell
何よりサビがエモーショナルで素晴らしい。テクニックが魅力のFear, and Loathing in Las Vegasの楽曲の中では、かなり感情的になれる曲なのではないかと思う。
サビの展開が激しくも面白く、サビが何回かくる中で、同じ効果で聴かせているところは無い。ピアノ・シンセサイザーの効果が分かりやすく色着けをしており、これがまた最高に気持ちいい。
中盤の間奏は、間奏と呼ぶにはあまりに存在感が強く感情的で「音サビ」とも言えるだろう。むしろここが聴かせたかったのでは、と思うほど。
曲の構成も一般的なポップスに近く分かりやすい。タイアップ曲で、ライブでの演奏回数もStarburst程ではないがそこそこ多い様子。
Just Awake
アニメ「HUNTER×HUNTER」のタイアップ曲で、“Let Me Hear”の次にメジャーと思っていい曲なのではないか。
この曲はメロディの分かりやすさに加え、何と言っても日本語が多い。サビ最後の「忘れないで」の部分だけ強調して音を抜いているのもメリハリがあって気持ちいい。
冒頭のクリーンボーカルに始まり、分かりやすいサビまでは基本に沿った曲構成で進め、そこからぐいぐいっとFear, and Loathing in Las Vegasの色を出していく感じで、それが初心者にとってはちょうどよかったりする。
曲調の変化はあるものの、最終的にくるべきところに帰ってくる。しかしこれ、アニメカットバージョンとフルバージョンのギャップがすごい。
以上、リアル初心者が選ぶ、圧倒的メジャー曲:”Let Me Hear”の次に聴きたい楽曲。
どのバンドも、無意識かもしれないが少なからず入り口的な曲たちがいるはずで、これらがそれにあたるのかと。
少なくとも初心者の私は実際にここから入ったので、「Fear, and Loathing in Las Vegasいいな!」と思った人の次の一歩の参考になれば。