夏になれば夏フェス、冬になれば冬フェス、最近では春フェスと呼ばれるものも出てきて、そのうち多分秋フェスという言葉もできてハロウィンコスプレ仕様のグッズとかが出るんだろうなと勝手に思っている。
そんなフェスであるが、近年は”フェスブーム”と呼ばれるほどに流行している。それは何も音楽フェスに限った話でもないのだが、それでもやはり音楽フェスの力は強い。
多くの人が訪れるようになって、フェスが荒れただのと嘆く人も見られるが、現地に行く以前に気になるのがチケットの価格である。
「ディスニーリゾートは入場券の価格が年々高額化し、にも関わらず訪れる人の数も増えている」という話を聞いたことがある。
入場券の価格上昇+来場者数の増加→アトラクション・施設のグレードアップ+サービスの向上→来場者数の増加という非常に素晴らしい、ポジティブなサイクルであると私は思う。
音楽フェスにも同じようなことが言えるのではないかと思い、日本最大規模の冬フェス、CDJことカウントダウンジャパンで調べてみた。
Contents
CDJ(カウントダウンジャパン)の入場券の価格
CDJ1314 入場券価格
CDJ1415 入場券価格
CDJ1516 入場券価格
CDJ1617 入場券価格
CDJ1718(今年) 入場券価格
一覧にまとめるとこちら。
こうやって見ると、過去5年間で価格はかなり上昇しているのがわかる。4日通し券で見てみるとその差は5500円。
一見高くなったなぁという気持ちになってしまうが、規模も拡大しているので単純に売れるから上げた、というわけではなさそうだ。
CDJ歴代の会場・総動員数
CDJ総動員数の変動グラフ
こうやって見ると今の規模になるまでかなりの回数を重ねているのだなとわかる。
とはいえ幕張メッセをフルに使ってしまっているのでここから上がるということは考えにくいかもしれない。
過去のように大阪と2つの場所で開催すれば話は別だが、観客的には一つの場所に集中していていただきたい。
フェスブームで参加者のハードルが下がったこともあるが、それ以上にディズニーリゾート同様、こういった生身でしか体験できないイベントの需要は非常に高まっている。
運営側も「去年のCDJを超えよう」という意識をもって運営していることや、消費者側の需要が高まっていることが金額に関わっているのではないかと思う。
多少金額が上がったところで唯一無二の体験ができるのだからどっちにしろ意思のある人はみんな買うし、それでより良いものになるのならばなおさらだ。
私も29~31日の3日通し券を購入して今から楽しみにしている。正直CDJの出演アーティストの情報くらいしか当面の楽しみがない。