モッシュ・ダイブは分かるけどツーステップって何?という人は実は多いのではないだろうか。
「多いのではないだろうか」と書いたが、私がつまるところのそれなのである。
モッシュ・ダイブ・ツーステップというのはライブに行く人の話でまぁまぁ耳に知ることがあるだろう。
話に聞いて「えーーそんなことすんの?」と思って現場で体感して、あぁこれがモッシュなんだな、ダイブなんだなとなるわけである。
モッシュ・ダイブとは

モッシュとは観客が盛り上がってわざと体をぶつけあったりとんでもなくギュンギュン状態になることを指す。
さらに大規模なものになるとモッシュピットと呼ばれ、円形に空間を作り、曲の盛り上がりに合わせて円の中央に観買って人がモッシュしていくようなものをサークルモッシュと呼ぶ。
「モッシュ」と検索すると↑こんな感じの画像が出てきたりしてちょっとビビってしまうが、正直盛ってる。実際ここまで戦場っぽい感じになることは日本のアーティストのライブではそうそうない。
ただサークルモッシュに関してはかなりのものがあるので、そちらは舐めてかからないほうが良い。

ダイブとは、スタンディングのライブなどですし詰め状態になった人々の上を、人が転がっていくことを指す。
大体の場合ステージ前方に向かって転がっていき、最善柵でスタッフの手により着地といった形で落ち着いているようだ。
モッシュ・ダイブは運営側からは「危険行為」という扱いになり、禁止されている場合がある。(結局やっているようにも思うが)
このモッシュ・ダイブに関してはこのように言葉で説明がつき、説明される側も理解できるかできないかはともかく一応状況の把握が可能である。
ツーステップとは
問題のツーステップだが、モッシュ・ダイブは「行為」であるのに対してツーステップはダンスという行動の「種類」なのでなんとも言葉で言い表しにくい。
基本的にアップテンポで且つ1・3泊目に重心がくるノリの時によく見かけられるように思う。
これがいわゆるツーステップ。
0:33~くらいが丁度わかりやすいのではないか。
もうお気づきだと思うが運動神経に自信のない人にとってはかなりハードルが高い行為である。ちなみに私はできない、というかやったことがない。人間どんなにテンションが上がったとしてもやったことのないことをしようという発想には至らないので、練習すらしていない私が勝手にこうなってしまうことはまずない。
ライブでツーステップをしている人を見て、「なんだあれ、運動神経のいいひとはテンションが上がると勝手にああなってしまうものなのか…!?」と感じるが、このツーステップは運動神経の良し悪しに関係なく、理解と練習が必要なもののようだ。
このように練習動画が何本も上がっているのがその証拠である。
これがちょっと練習していけるか、結構練習しなきゃいけないかという部分に運動神経の良し悪しが関わってくる。
おそらく自分は後者なのと、家で一人で練習することに謎の羞恥心を覚えるのでライブではピョンピョン跳ねることで終わっておこうと思っている。
ムリにやろうものなら、この踊りが上手くできるかできないかみたいなところに注意力が奪われて演奏の記憶がないという結果になるのが容易に想像できる。