「ライブ音源」でアーティストを好きになった話

ポイントなのは「ライブ映像」ではなく「ライブ音源」という点である。

今好きなアーティストを好きになったきっかけは何だったかと思い返すと、大体がフェスでのライブそのものだったり、ライブ映像だったり、MVだったりなのだが、最近「ライブ音源で好きになる」という体験をした
これで誰かが何かの参考になるかもとまでは思っていないが、かなり感動的な出会いだったので書いてしまおうと思う。

「ライブ音源」は基本的に既存ファンのためのものだと思っていた

出典:Pixabay

まず、ライブ音源というのは基本的に、既にファンである人やその会場にいた人が聴いて楽しいものであって、そのアーティストのことをほぼ知らない、なんなら曲も2~3曲しか知らないって人にとってはあまり響かないコンテンツだと思っていた。

ちょっと好きかもくらいの人に「オススメのアルバム教えて」と言われてライブ音源を貸す人はいないし、少なくとも入り口向けのコンテンツではないという概念は、私だけでなく世間的にもあるのではないだろうか。

私がこの考えを持っていたのには、レンタルショップでアルバイトしていた時に何度か「音源かと思ったらライブ音源だった、取り換えてほしい」という注文を受けたことがあり、その経験もこの思い込みを強くさせていたと考えられる。
(ちなみにこのパターンだが、基本的にアルバイトの子の一存で判断していいことではなく「店長に相談案件」になってしまうため、できればあまりしないであげてほしい。)

レンタルショップという場所は「気になるからレンタルで聴いてみよう」くらいの人、もしくは後追いファンってやつで最近好きになったから過去のをとりあえず借りに来たという人がほとんどであり、何が言いたいのかというと本当に大好きでずっとファンだよって人はあまり利用しない場所ではないかと。なぜなら買ってしまうから。

そんなわけで、「ライブ音源とはそのアーティストが超好きな人が聴いて楽しいコンテンツである」と勝手に思い込んできたのだが、今回キレイに覆された

強烈に響いたライブ音源「SKY-HI Tour 2017 Final “WELIVE” in BUDOKAN」- SKY-HI

出典:Musicman-NET

そのライブ音源というのはApple Musicで見つけたSKY-HIの2017年武道館公演のライブ音源「SKY-HI Tour 2017 Final “WELIVE” in BUDOKAN」だったのだが、SKY-HIのSの字も知らない状態で聴いて完全に虜になってしまった

元々はUNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介さんと共演の”Diver’s High”をきっかけに(UNISON SQUARE GARDENのファンなので)、他も聴いてみたいと興味を持ってその後”Double Down”という曲の音源を聴いた。
相当好きかも!と思い、見つけたこのライブ音源に軽い気持ちで手を出し、「ライブ音源の”Double Down”がある、聴いてみたいな」と再生。

「うわ、本物もうま…!」という感想に始まり、そのまま最後まで一気に聴いた。
SKY-HIの歌のすごさに加え、曲中に入るSKY-HIの言葉やMC、THE SUPER FLYERSの演奏(特にホーンズには本当に驚いた…)、SKY-HIのラップとリズム隊の奇跡みたいにピッタリ合った呼吸、そしてライブの展開の気持ちよさで完全にのめり込み、気が付けば最後まで聴いていたのだ。

出典:DISK GARAGE(ディスクガレージ)

途中で聞こえてくる「フライヤーズ」とか「スーパーフライヤーズ」とかの意味も関係性も、SKY-HIのこれまでのキャリアも何もわかってなかったくせに、中盤や最後の曲では感極まって運転しながら泣けてしまったくらい
なんならもうちょっとは運転に集中しないと危ないんだけれども…。もう涙で軽く前方不注意。

聴き終わったころにはもう、ライブ行きたい!SKY-HIをもっと知りたい!てかスーパーフライヤーズってなに!すぐにでも調べたい!そんな気持ちでいっぱい。

その後調べて、「なんと本人も踊るらしい」という情報も手に入れてしまい、もう観たくて仕方がない。
(↑この発言で分かる通り本当に無知だった。)
新作の”Snatchaway / Diver’s High”にライブ映像があると知って、mu-mo会員に登録して初回生産限定盤を予約してしまうほど。そして今年のROCK IN JAPAN FESTIVALの8/5(SKY-HI & THE SUPER FLYERSの出演日)行きを決断してしまうほど。

というか何も知らずに生活してて入ってくる情報としては、外見の良さが目立ちがちなSKY-HIだが、ライブ音源でこんなにも好きになる人間がいるあたり、音楽の魅力に外見の魅力が加わった鬼に金棒アーティストだということもわかる。
聴覚だけでこんなにも楽しめてしまったので、これに視覚情報が加わったらもう楽しくないはずがないなと思った。

後からこれ↑を見つけたわけだが、行きたさが加速するばかりである。
SKY-HIのライブ音源による感動体験を語る時間になってしまったが、「ライブ音源も侮れない」ということが書きたかったはず。
新しい音楽を好きになる機会はたくさんあるなと改めて思った。