圧巻のパワーを見せたラスベガスことFear,and Loathing Las Vegasの幕張公演(超絶主観レポート)

先日幕張メッセにて行われたFear,and Loathing Las Vegasの、”New Sunrise” Release Tour 2017-2018 GRAND FINAL SPECIAL ONE MAN SHOWに私も行ってきた。改めて書くと公演名めちゃ長い。

このライブレポートブログめっちゃ長くなってしまい、元々基本的に関係のある人くらいにしか読まれないのに、自分が行ってもないライブレポートでこんな文字量、いったい誰が読むんだろう…と自分で思うが、結局削らずに発信してしまった。

ラスベガスに興味を持った時に武道館のBlu-rayを買って観て、そこからあまり日が経たないうちにこの幕張公演を観たのだが、なんというかもう、その2年で一皮どころではなく剥けた姿に、果てしない可能性を感じて感動してしまった。

演奏とパフォーマンスのパワーアップ・安定感の向上がめざましすぎる

出典:Falilv(@Falilv) | Twitter

武道館の映像を観たときは、すごいな!という感想ももちろんあったが、最後の方は「がんばれ!」という気持ちになっていた
というのも、ラスベガスのあのめちゃくちゃ激しいステージパフォーマンスをワンマンの尺でやっているのを観ていて、途中から最後までこの人たち走り切れるのか!?という心配が出てきたのだ。(そもそも2年前に走り切っているので私のこの心配は限りなく意味不明だが)本気で誰か倒れるのではと思った。

まるでフルマラソンを観ているかのような気持ちになり、それはそれで無事走り切ってめちゃめちゃ感動したのだが、それを観て4ヶ月とかで幕張公演の日を迎えていた私としては、新参ファンのくせして若干の心配があったのだ。

だが始まってみればそんな心配をする間もなく「あと2曲です!」が告げられるわけである
もう本気で「えー!」って言った。この「えー」は驚きともっとやってほしいの両方の意味が混在している。
“Starburst”も”Cast Your Shell”も(個人的に大好き)入るところないじゃん!とも思った。このラストの2曲というのは”Party Boys”と”The Sun Also Rises”というのは予想できたので。

もちろんこの2曲も大好きだし、この2曲で締めくくるのは納得なのだけど、それにしても体感時間の短さやメンバーの疲れの見えなさに驚いた
なんなら、武道館公演は21曲、今回の幕張公演は24曲と、曲数は増えているのに

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唯一、”Let Me Hear”のサビでSoさんの声が聞こえなくなるところがあり、「もしかしてヤバいかな?」と少し心配したのだが、そのあとの最後のひと押し、「流れる涙が消えてゆく」からの最高潮の部分「For what live」で完璧なハイトーンボイスが来て全身鳥肌が立ったのをよく覚えている。
最後の最後まで緊張感はありつつ息切れは感じさせない、パワーあふれるステージだった。

新曲”Keep the Heat and Fire Yourself Up”を含め、この日のために準備したと思われる新旧織り交ざった高難度・高密度な曲たちも、ツアーのセットリストにあったなかった関係なしにバキバキに仕上がっており、(専門家ではないので完全に一般主観であるが)体力面のみならず技術面も相当に磨かれたものと思う。

MCの変化

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武道館の映像を持っている方はぜひ今一度見直してみてほしい。
当時はSxunさんのみがMCをするスタイルで、この武道館公演もそのスタイルで展開されているのだが、めちゃくちゃ緊張しているのが伝わってくる

それを思ったら今回の幕張公演は非常にリラックスしていたかと思う。SoさんもMCで喋るようになったというのもかなり大きいのではないかと思う。
地方公演みたいなコント的な部分もあったし、客席と言葉を交わしたりと、会場でステージを観ているその時は気付かなかったが、今思うと相当に余裕があったように思う

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とにかく一貫して言いたいのは、武道館公演からただでさえ2年ライブ活動をしたうえ、47都道府県を回る長期のツアーを乗り越え、予想の何倍も強く、よりカッコいいバンドになったことがよくわかったということ。

ちなみにこの日のMCにて、「Soさんが加入したのは2009年、その時Soさんは大学の入学式の直後であった」という情報があったため、Soさんは今年2018年に28歳になることがわかった。
SoさんとMinamiさんはメンバー最年少ということは、少なくとも全員28を超えていることになる。

年齢的には26歳→28歳で体力の向上は難しいのが一般的だと思うのだが、見事に覆してきた。
全員人間離れした肉体と、それを実現する精神力を持っている。
自分と同じ人間というよりは、ライブモンスターが6体いたみたいな、そんな感覚すら覚えた公演だった。本当にすごいものを観た。

これからのラスベガスに期待しかない

さらに2019年に行う2daysのMEGA VEGASの発表、10月からのツアーの発表、そして最後にスクリーンにて公開された、5月に発売のシングルの3曲目に入る新曲”Treasure in Your Hands”のMVと、本編以外にも彼らはたくさんのお土産をくれた。

“Treasure in Your Hands”はカップリングとは思えぬカッコよさで、てっきりこれが表題曲”Greedy”なのかと思いながら帰った。
なるほどこれなら”Keep the Heat and Fire Yourself Up”程のカッコいい曲が2曲目に押し出されてしまうのも納得できるなと思っていたのだが、翌日SNSにてそれは3曲目でしたーということを知って驚きしかない
どんだけ濃いシングルなんだと。これはますます”Greedy”にも期待がかかる。

出典:Falilv(@Falilv) | Twitter

ラスベガスの音楽は新しいものになればなるほど、観客とステージでいっしょに歌える部分やリンクできる振りなどが多く盛り込まれるようになっていると思う。
実際彼らのそういった観客と一緒になって踊るパフォーマンスは本当に楽しくて、彼らの大きな強みである。

幕張の本番前の物販会場では今ツアーのアルバム「New Sunrise」が流れていたのだが、“Return to Zero”が流れると、例のパラパラ部分でその振り付けをやっちゃう人がいっぱいいた。もうあの情景、メンバーに見てもらいたかった。

「そういうのを取り入れたほうが来てくれるファンが楽しめる」「ステージとフロアと一緒になって同じ温度で楽しみたい」というバンドの思いが凄く伝わってきて、観客もそういう場所を愛しているという非常に美しい連鎖が続いていると感じた。

元々若干20歳にしてデビュー当時のあの楽曲たちを作り上げる能力を持っている中で、バンドは強く確かなものになり続け、今回さらなる底抜けの可能性を感じてしまったために、これからの活躍にもさらに期待が高まった。