神木隆之介出演のSEKAI NO OWARI”サザンカ”のMV、クオリティが高すぎる

先日公開されたセカオワことSEKAI NO OWARIの新曲”サザンカ”のMV。
ドラマ仕立てに構成されており、ボーカルのFukaseさんと俳優の神木隆之介さんがメインで演じている
演奏シーンは無く(一部Fukaseさんが歌っている描写はあったが)、ストーリーの方に注目して観れるよう構成されている。
Fukaseさんはどちらかというと助演的なポジションで、夢を追う神木隆之介さんを見守る家族(寸劇の発言から兄弟設定ととれる)的な位置だ。

ドラマ仕立て独特の「アマチュア感」が全くない

プロの神木隆之介さんが演じているからというのも大きいと思うが、MVで時々感じてしまうあの、「あ、自分で演じちゃうやつね…うーんやっぱり演技の方はどうなんだろう、ちょっとやっぱり俳優さんにはかなわないから音楽の方があなたは伝わるよ…」みたいなちょっとした残念感が一切無いところが本当に素晴らしかった

この現象、コミカル寄りの明るいテイストであればまだ良かったり、逆に「かわいいなあ」と思ったりするのだが、シリアス系で且つ序盤に寸劇が入っていたりなんかするといよいよムズムズしてしまうものが多くなる。
超シリアス系で序盤の寸劇アリという、「そのパターン」の条件をすべて満たしているにもかかわらず、あの残念感が無い。本当に無い。

正直序盤の寸劇を観た瞬間は、そんな残念な気持ちになってしまうのではないか…と若干身構え、心の準備をしたのだがMVが終わるころには号泣していた。
朝の5時、起き抜けに観て号泣できるってなかなかである。そのあと鏡見てドン引きした。

シンプルなストーリー

MVということで、もちろん歌はあるもののはっきりとした言葉が封印される。そもそも歌詞の通りに説明するかのように動くMVほど残念なものはないので、条件はほとんどサイレントに近い
そんなわけで(?)シンプルなストーリーになっており、こまかな設定まで語られたりはしていないが、ストーリーや2人の距離感・雰囲気はわかる。

難しいのが、「シンプル」と「ベタ」は紙一重なのだ。
多分これをそのまま小説にしたらすごくベタなものになるかと思う。号泣しておいてなんだが、どこかで観たような・聞いたようなストーリーだ。
しかし歌の力・演者の力・構成の力によって、語りすぎずシンプルで響くものになっている

神木さんの演技が凄いのは言わずもがな、このクオリティの中で、自ら演じることをクオリティダウンではなくアップの方につなげられるFukaseさんも凄い。本業はミュージシャンなのに。

そんな訳で、めちゃくちゃ響いた”サザンカ”。
ちなみにサザンカの花言葉は「困難に打ち克つ」「ひたむきさ」だそうで、そうなるとやはり、主人公は神木さんなのだなと。
朝からめちゃめちゃ感動的な5分間だった。