生で聴くフレデリックは感動指数激高なのでご注意

“オドループ”で有名な、イケメンの双子がいる人気バンドフレデリック。
そのフレデリックのフェスの登場回数たるや、2017年はとくに目立って多かったのではないだろうか。メンバーが増えて新体制にもなり、人気も右肩上がりである。

そのフレデリックのステージだが初めて生の演奏を聴いたとき、勝手に私が持っていたイメージとはかなりいい意味で違ったなというのを思い出し、なぜか今更書こうと思った。

「踊れるロック」以上に、演奏に感動してしまう

フレデリックと言えば、踊れるロック。そんなイメージがあった。
完全にオドループのせいだし、オドループの後に中毒になって繰り返し聴きまくっていたオンリーワンダーもノリがよく、多分そういうところからこのイメージは来ている。

そのイメージから、聴くまでは「音源に近い上手さと踊れる楽しさ」って感じなのだろう(それはそれでいいイメージといえばいいイメージなのだが)と思っていた。
しかしいざステージを観に行ったところ、もちろん踊れて楽しいというのはあったが、表現力がとにかくすごくて驚いた

バラード曲でのVo.三原健司さんの声&歌い方の色っぽいこと
普通にボーカルとしての表現力が高いばかりでなく、揺らしたり少し機械っぽくしたりといった声にかけている効果にも特有のパワーがあり、曲が変わったときに一瞬で切り替えられる世界観が美しくて感動する。

だが、期待以上に感動を得たのはそこばかりではない。

「踊れる」系アップテンポ曲が、楽しくもなぜか泣ける

出典:邦楽ライブレポート|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)

オドループやオンリーワンダー、リリリリピートなどをはじめ、フレデリックの持ち味でもある”中毒系”の踊れる曲たち。
この踊れる曲たちも、音源で感じた中毒性やリズム・メロディの心地よさ以上に、人間的な感動を受け取ってしまうのである。

なんだか分からないのだが、普段音源であんなに聴いていたにも関わらず、ここにきて急に歌詞の意味が強く聴こえてきたりして危ない。あれ、ちょっと待ってなんかこんなにも楽しいのに泣きそう、なにこれいい歌詞。ってなる。私だけだろうか。

おそらくこんなにも感情的に聴こえているのは生演奏というのもあるが、ボーカルとコーラスの絶妙なバランスが関係しているように思う。
多分、主旋律を聴かせるのであればもう少しコーラスを抑えるかボーカルを上げるかということになってくるのだと思うが、敢えて5:5か4:6か、それくらいのバランスで聴かせているように感じる

その主旋律とハモりとがギリギリのバランスでせめぎ合っているのが、エモーショナル指数を上げまくっているポイントなのではないだろうか。
あくまでも素人の耳での感覚なので、ハッキリと断言なんて到底できないが。

本当に初めてフレデリックを観たときにはまだこの世に発表されていなかった曲だが、個人的に特にその効果を感じる・泣きそうになるのが”TOGENKYO”のサビ。こんなに楽しいのに泣きそうな、感情が迷子になる曲もなかなかない。

そんなわけでフレデリックを生で観たときの衝撃は思っている以上に大きかったのをよく覚えている、という話。
私のように「踊れるロック」とか「音源再現率の高い上手さ」といった心持ちでいる人は、準備してない感動に飲み込まれちゃうこと必至なのでご注意。