ライブDVD・Blu-rayを買っても見ない人は結構いる。ライブ映像作品の需要はどれくらいあるのか?

そもそもバラエティやドラマにあまり興味がないこともあって(ライブに興味がありすぎるのも大いにある)、私の部屋のTVはさながらライブDVDを流すモニターと化している。
それほどにライブDVDを観る派の私だが、どうやら「買ったものの観ない」もしくは「1回しか観ない」という人がそこそこの人数いるようだ。

とはいえ、私も「買ったはいいけどそんなに観はしない」心理がわからないわけでもない。
独身で自分の部屋があり、まあまあのサイズのTVを持っていて、なおかつバラエティやドラマが面白くないとあればさすがに観るだろう。
映画が特別好きというわけでもないし、2~3時間あったらこの環境がある私が観るのは納得である。

ライブ映像を買っても観ない理由

・時間がない
・集中して観られる環境が無い
・いつでも観られる安心感がある
・記念に買っているだけだから
・TVが普通に好き

こんなところだろうか。
私の環境・条件であれば「無論暇さえあれば観る」みたいな感じになってくるわけだが、例えば小さな子供がいるお母さんとかだった場合、まず時間も作りにくいだろうし、作れたとして2時間3時間とTVを独占できるかと言われたら難しくなってくる。
仮に条件が整ったところで「DVDはいつでも観れるし」などといって睡眠に当ててしまうのも理解できる。

ライブDVD・Blu-rayの需要はCDと比べてどのくらいなのか

そう考えると、私のようにライブDVD・Blu-rayの元を取りまくれる人間というのはむしろ少数派なのではと思えてくる。
買っても観ない・観れないのであればもしかして需要は低いのでは?みんな買っているように見えて実はそんなに買われていないのではなかろうか。
そう思って、比較してみた。

アルバムとそのアルバムツアーファイナルのDVD・Blu-ray売り上げ枚数比較

「EXIST!」(2016年11月9日発売)
CD 初週売り上げ枚数 5.9万枚
「We Come In Peace Tour & Documentary」(2017年7月26日発売)
DVD・Blu-ray 初週売り上げ枚数(DVD・Blu-ray合計) 1.7万枚

引用:ORICON NEWS

[Alexandros]7thアルバム「EXIST!」と、そのアルバムツアーのファイナル「We Come In Peace Tour & Documentary」の比較である。
さすがにCDよりDVD・Blu-rayのが売れてるという予想は私の中にもなかったが、…こう言っては何だがCDめちゃめちゃ売れてるなというのが正直なところである。これは初週の売り上げ枚数なので、実際の売り上げ枚数はもっとあるということだ。
レンタルや(非公式だが)無料で聴けるアプリもある中、こんなに売れてるとは思わなかった。

DVD・Blu-rayの方も、思ったよりは売れているな…というのが個人的な感想である。
ちなみにライブDVD・Blu-rayではない普通の、いわゆる邦画のDVD・Blu-rayと比較したのが以下である。

邦画とライブのDVD・Blu-ray売り上げ枚数比較

「永遠の0」(2014年7月23日発売)
初週売り上げ枚数(DVD・Blu-ray合計) 9.6万枚 動員数 700万人以上
「SAKANAQUARIUM 2015-2016“NF Records launch tour”-LIVE at NIPPON BUDOKAN 2015.10.27-」(2016年5月25日発売)
初週売り上げ枚数(DVD・Blu-ray合計) 1.9万枚 動員数 約4万人

引用:ORICON NEWS

動員数と初週売り上げ枚数を比較してみると、動員数当たりの売り上げ枚数はライブDVD・Blu-rayの方がかなり多いことがわかる。映画と違いコアな人が会場に足を運び、コアな人が買っているのだろう。
サカナクションは動員数の半分の数ライブDVD・Blu-rayが売れていることになる
ライブDVD・Blu-rayの動員数当たりの売り上げ枚数の多さの理由としては、

・もう一度同じものが観れる機会はほぼ確実にないから
・国内のライブDVD・Blu-rayはレンタル不可だから

このあたりになるのだろうか。
さらっと書いたが、映画やアニメの映像作品は多くのレンタルショップで利用できるのに対して、国内アーティストのライブ映像作品はほとんどがレンタル禁止なのである。ついでに言うと、アルバムに付いているDVDなんかもレンタル禁止なので抜き取られている。

これは私が某レンタルショップでアルバイトをしていた時に学んだことだ。
ちなみにアイドルもの・お笑いやバラエティ・韓国アーティストのライブ映像は時々入ってきていたのでそちらはあまり厳しくないものと思われる。

まとめ

「ライブDVD・Blu-rayは決して需要が無いわけでも売れていないわけでもない」ということが分かる。
何度だって観たい人はもちろん、観る暇がなく、お蔵入りになってしまうとわかっていても記念に買いたい!という需要もあるのだろう。
もしくは「ライブ本番に行けなかったからせめて」というのもあるかと思う。

話は変わってくるが、CDの初回特典などで「ライブ音源」が付いていると、個人的にはかなりうれしい。これも同じく聴く聴かないが分かれるところである。

その某レンタルショップでアルバイトをしていた際、武道館ライブの記念に発売されたライブ音源も商品として貸し出していたのだが「ライブ音源が欲しかったわけじゃないのに間違えて借りてしまったのだが、交換してもらえないか」というお問い合わせが、まあ何度か来た。正直ファン以外にとっては結構要らないのだろう。
ちなみに返品交換などは原則できない(多分)ので、どうかその場のスタッフを責めるのはやめてあげて欲しい。