“4つ打ち”=4ビートの意味を、いまさら人に聞けないので自分で調べてみる

アニメ「ボールルームへようこそ」のオープニングテーマUNISON SQUARE GARDENの新曲”Invisible Sensation”のMVが先日公開された。
インタビューに「”10% roll, 10% romance”(Invisible Sensationと同じ「ボールルームへようこそ」1期のOP)の時に、ダンスアニメで4つ打ちは~と言っておきながら、今回4つ打ちにしているので何か言われないかと思ってる」みたいなことを、作詞作曲の田淵さんが言っている。

恥ずかしながら「4つ打ち」に対しての理解が曖昧だったため、この機会に調べてみた。
正直、バンド経験のない人からしてみればその曲が「4つ打ち」であるかどうかとか、ましてや4つ打ちの意味をしっかりと理解しておくいうことは聴いていてさほど重要なことではなく、結局その音楽を感覚で楽しいと思えるかどうかみたいなところはある。ゆえにここまでスルーしてきたわけである。

「4つ打ちとは何たるか」を知っていて得することはこれと言って無いが、強いて言えば「4つ打ちやっぱいいな~」的な発言をためらいなくできることくらいである。

「4つ打ち」とは「4ビート」のことである

これに関しては調べなくても「多分そうだろう」という気はしていたが、調べるまでは安易に人に言えない。
調べたので胸を張って言うが「4つ打ち」とは「4ビート」のことである
では4ビートとは何なのか。

4ビート(フォービート)とは、ドラム・ビートの態様の1つで、4分の4拍子で4分音符を基本単位としたビート。
2拍目と4拍目にアクセントをおくバックビートのスタイルを持つ。
引用:ドラム・ビート – Wikipedia

なるほど、わからん。
ちなみにこれ、8ビートだと「4分の4拍子で8分音符を基本単位としたビート」と出てくる。そんなのちょっとあんまりだ。
こうなる気はしていたが、やはり言葉で言われるとなかなか理解が難しい。
もっと易しく解説しているところはないかと調べたところ、最終的に動画に落ち着いた。

拍頭にバスドラムが入っているかどうかに注目

これを見ると、4ビートの定義は「拍頭にバスドラムが入っているかどうか」ということでよさそうである。
そして4/4拍子であることが大前提である。4/4拍子で、拍頭にバスドラムが入っているのが4ビート、すなわち4つ打ちということでよさそうだ。

それを意識してこのサビの部分(0:58~)を聴くと確かに、拍頭にバスドラムが聞こえる
なるほどこれは4つ打ち、けど同じ曲でも

このBメロ(0:42~)は4つ打ちじゃない、というわけである。

なぜ「4つ打ち」だけ有名なのか

疑問なのが、8ビートや16ビートも4ビートと同じくらい一般的なのに、なぜ4ビートだけ「4つ打ち」とか言って音楽を勉強していない人まで知るようになったのだろうか
私なりに理由を考えてみた。

8ビートと16ビートの違いは繊細だが、4ビートかそうでないかは結構分かるから

上の動画では超分かりやすく叩いてくれているので、8ビートと16ビートの違いも分かる。
だが冷静に考えて現代のロック&ポップスに上の動画の「8ビート」にまちがいなく当てはまる曲があるだろうか。
上に当てはめたら大体の曲が16ビートになってしまわないだろうか。私はなった。

というわけで8ビートと16ビートの違いは素人には厳しいと思った。
6拍子だって3で割ったら2拍子ってUNISON SQUARE GARDENも言ってる。繊細なやつは線引きが難しい。

「踊れるロック」として、人が集まるところでの人気が高いから


テンポを速くすると、縦ノリになるんですよ。こう……ジャンプしちゃうと。なぜこれが日本で氾濫したかっていう話をしていくと、これはフェス文化なんです。

今は、フェスで受けるバンドがみんなに受け入れられていると。つまり、フェスで受けないと売れない。フェスで盛り上がる曲を作るしかない……そこがバンドの宿命になってしまっているんです。
つまり、ミドルテンポの曲だったり、歌のイメージが強いものがなかなか発表できなくなってきているんだというのが問題になっていますが、そこの対策として、フェス対応として生まれてきたのがこの四つ打ちなんですね。先生も多用しました。それで勝ってきたところもある(笑)。
引用:未来の鍵を握る学校 SCHOOL OF LOCK! サカナLOCKS!

このサカナLOCKS!の記事「わかったフリのアーティスト用語 “4つ打ち”」だが、すごい勢いで検索に引っかかってくるし、抜粋したところ以外も分かりやすいしためになる。
即興でこんな分かりやすく説明できるなんてすごいなぁ山口さん。

これにある通り、フェス文化によって「踊れるロック」こと4つ打ちの需要は一気に高まり、それが大好きな人がたくさん現れ、人が集まる場所でもてはやされることで人気に・一般的になっていったのではないかと思われる。

今回4つ打ち、4ビートについて調べてみたが、案外私にもわかるような分かりやすい親切な解説が出てくるもので、この疑問に対する答えの需要の高さに驚いた
「わかったふり」かもしれないが、バンド経験も作曲経験もない人で「4つ打ち」についてそれっぽくコメントしている人はみんな、そのかっこいい発言のためにこのダサい検索をかけたのかなと思うとちょっと愛せる。

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