UNISON SQUARE GARDEN「プログラムcontinued」フルカラープログラムだけではない、歌詞のつながりと意味を考察する

UNISON SQUARE GARDENの曲には、曲の中だけではなく曲と曲がつながっている部分が多々ある。

その中でも一番意識して盛り込まれたであろう曲が、10周年の締めくくりであり11周年の幕開け”fun time 724″武道館公演で発表された“プログラムcontinued”ではないだろうか。

あまり”仕掛け”に関して多くを語ることはないUNISON SQUARE GARDENだが、この曲に関してはわかりやすく”フルカラープログラム”の続編といえる曲であり、ここまでのUNISON SQUARE GARDENを詰め込もうという意識があらわれている。

実際武道館で披露する際も「では、10周年の歌を作ったので聴いてください」と言って始めているし、「4000日くらい歩いてて」という歌詞からも「自分たちの10年間」ということが読み取れる

そんな”プログラムcontinued”に関して、あらゆるファンが「ここはこうつながっている」といった考察をしている。
多分もっとたくさんあるだろうし、言われたらああー!となるのがたくさん出てきそうだが、私も私なりにつながりをまとめてみた。

プログラムcontinued

さも当然のように悲しみは今日もやって来て
ひょっとしたら日増しに ほら
大きくなって 重たくなってしまう?
ああ 焦りそうな東京ジャングル
足をとられてしまいそうだよ

でも当然のようにって心の奥が疼いてる
あの日に見た虹みたいな音楽だって変わらず鳴ってるよ
あれは流星が降り注ぐ前夜
確かそんな日の出来事で 現時まで進行形

一見に関係ないことを大声で歌ってきたんだ
沢山の人が首をかしげてきたけれど

ああ それでもまだちっぽけな夢を見てる
目立たない路地裏で超新星アクシデントみたいな事
何気ない歌で何気ない記念日をお祝いしたら
ああ 気ままに行こうじゃない
きっと何も変わらないけれど
多分 continued

耳を塞いだあの日から4000日くらい歩いてて
ふと立ち止まり 振り返れば
随分 遠く 遠くまで来たみたい
今は ちゃんと世界の音もちょっとは聞こえてるよ
聞こえてるけど時々は聞いていないフリ

乱暴な真相めいたこと 頑固意固地ってきたんだ
あんなやつらには気づけそうもないだろう

それでもまだ消えそうな声を聞いてる
泣きたくて泣けなくて無理やり笑っちゃう君の声を
だけどストレンジャー 味方なんかにはなれないけれど
ねえ 挫けていいんだよ 秘密基地で会う約束をしよう

未来保証のサイコロを投げたけど
きっと何もわからないまま

一瞬も飽きちゃいないからさ
人生を譲る気がないんだ
行けるところまで行こう
小さく明日のベルが鳴る

ああ それでもまだちっぽけな夢を見てる
くだらなくて 蹴っ飛ばしていいけど、君に言ってるんだ。
それでもまだちっぽけな夢を見てる
目立たない路地裏で超新星アクシデントみたいな事
何気ない歌で何気ない記念日をお祝いしたら
ああ 星も降るから 派手なやつを歌っていこう
ふざけろ!続けフルカラー
きっと大して変わらないけれど
依然 continued
 

プログラムcontinued歌詞 関連歌詞
A 焦りそうな東京ジャングル 今、東京ジャングルの下、もう一度(フルカラープログラム)
B 虹みたいな音楽 フルカラープログラム
C 流星が降り注ぐ前夜 流星前夜
D 超新星アクシデント 乾いた部屋と超新星の波間でかくれんぼの言い訳(箱庭ロック・ショー)
E 耳を塞いだあの日 耳を塞ぐことをちょっとだけやめて(ライトフライト)
F 今は ちゃんと世界の音もちょっとは聞こえてるよ
聞こえてるけど時々は聞いていないフリ
「高性能のヘッドフォンなんで世界の音も聞こえません」(センチメンタルピリオド)
G あんなやつらには気づけそうもないだろう わからずやには見えない魔法をかけたよ(シャンデリア・ワルツ)
H 消えそうな声 あまりにも粗末で聞こえないようなアイラブユー(セク×カラ×シソンズール)
I 泣きたくて泣けなくて そんなんだから泣きたくて泣けない(徹頭徹尾夜な夜なドライブ)
J 味方なんかにはなれないけれど 君がどっかいっちゃうなら世界なんて敵にして理屈から裏返す(さよならタイムマシーン)
K 秘密基地で会う約束をしよう 大人には内緒だよ あの秘密基地は(光のどけき春の日に)
森の中の秘密基地とか(一人思うは雨の中)
L 未来保証のサイコロ どんな事だってサイコロの言う通り(等身大の地球)
境界線一歩前で自問自答をサイコロで占う(さよならタイムマシーン)
M 小さく明日のベルが鳴る 夕方五時のベル(僕らのその先)
N 星も降るから 流星数多神羅万象が巡り巡って(さわれない歌)
“流星前夜”
“流星行路”
“流星のスコール”
“流れ星を撃ち落とせ”
O ふざけろ!続けフルカラー ふざけろ!「いつか終わる、悲しみは」どうか忘れないでよ(フルカラープログラム)

ちなみにイントロでは、カセットテープで再生ボタンを押す音と、そこから流れていると思しき”フルカラープログラム”のアウトロが入っている、というつながりのもある。

歌詞を読みなおして思い当たるものだけで、これくらい。
(自己満だが”フルカラー”プログラムの”アンサー”ソングということで、マーキングのカラーを虹色の反対からのカラーにしてみた)

もっとある気がしてならない。「蹴っ飛ばしていいけど、君に言ってるんだ」とかなんとなく既視感を覚えるのだがなんだろう。「蹴っ飛ばす」も「君に」もいくつかの歌詞に組み込まれているからだろうか。
なんなら誰か教えてほしい。

個人的に「今はちゃんと世界の音もちょっとは聞こえてるよ、聞こえてるけど時々は聞いていないフリ」は、もしかして24年間色々な曲を聴いてきた中でいちばん好きな歌詞かもしれない。
“センチメンタルピリオド”の歌詞を知っているから余計に深くてかわいくて人間味があって、好きなのかもしれない。

Ⓙの「味方なんかにはなれないけれど」=「君がどっかいっちゃうなら世界なんて敵にして理屈から裏返す(さよならタイムマシーン)」はちょっと私のフィルターが強めにかかっている自覚はある。
「味方なんかにはなれないけど、世界なんて敵にして理屈から裏返す」的な。やっぱ無理やりかな。このフィルターかけたら他にも結構ありそうだし。

UNISON SQUARE GARDEN 武道館
出典:音楽ナタリー

全体で見ると「これまでのUNISON SQUARE GARDEN」に加え、「今までと変わらないこれからのUNISON SQUARE GARDEN」というのが大きな軸だろうか。
まさに、ファンに向けたファンのための歌

どこにもそんなことは語られていないけれど、この曲はデビューしたて・もしくはもっと前から今日武道館やれるまで、ずっとついてきたファンへの、感謝とご褒美の曲なのかなと私は思っている。
ずっと応援してきたファンであればあるほどこの歌は嬉しいし特別になるし感動的だと思うので。

先日、次のツアーのFC限定グッズの先行販売分が売り切れた時に速攻で対応していた時や、FCの希望者には地元公演を必ず用意しようとしているというエピソードをブログで読んだ時も思ったが、本当にUNISON SQUARE GARDENはファン想いで、UNISON SQUARE GARDENのファンは幸せだ。

“プログラムcontinued”を演奏した武道館公演で最後に語られた「大事な皆さんの大事なバンドでありたい」という気持ちがすごく伝わる。