パスピエをガールズバンドだと思っていた話

パスピエ メーデー

自慢できたことでは全く無いが、私はつい最近までなぜかパスピエはガールズバンドだと勘違いしていた
2017年5月13日の森、道、市場で初めてパスピエのライブを聴いてそれ以来どはまりしているのだが、まず女性がボーカルのみであることに対して「え、そうなの?」と思ってしまった。

そもそも何を根拠に私はガールズバンドだと誤解していたのだろうと思い、いろいろ考えてみたので聞いていただきたい。

パスピエの女性っぽいところ

ボーカル

まず、ボーカルが明らかに女性である。
テクニカルな感じの可愛らしい声で、それでいてすこし艶っぽい。
高音までいい意味で安定した発音・均一な温度でとても気持ちいい。
この時点でガールズバンドか、男女混合バンドの二択になる。

歌詞

ここにも女性が考えたのだろうと自然に思う要因があった。
歌詞の多くが話しことばである
話し言葉で、しかも女性っぽい話し言葉である。
大学時代にSSだけを1曲リピートで聞いていた時期があるのだが、その曲に中にも「単調な暮らしにあげたいわ」「そんなんじゃ伝わんない」とか、男性はまず言わないであろう言葉がたくさん使われている。

ジャケットワーク

バンドの雰囲気を視覚的に伝えるものとしてアルバムのジャケットワークというのは大きな役割を果たしていると思うのだが、そのパスピエのアルバムジャケットワークがこちら。

パスピエ ジャケットワーク
出展:パスピエ公式サイト

もう、女の子なのだ。
ものによっては女の子がいっぱいなのだ。
これもガールズバンドと思っていた要素の一つだったと思う。

見えていたのは大胡田なつきの世界

調べてみたらこの私をパスピエはガールズバンドだと思い込ませていた要素は、全てボーカル:大胡田なつきさんの作り出したものであった。
作曲はキーボードの成田ハネダさんが担当しており、声はもちろん歌詞はほとんどが大胡田なつきさん、ジャケットワークも彼女の描いたものとのこと。
素人の耳には作曲の男性っぽさ・女性っぽさはわからないが、少なくとも私に男女感がわかる部分はすべてなつきさんの、つまり、女の人の作り出したものだったのだ。
女の人の作った世界に女性らしさを感じるのは自然なことで、パスピエの場合その担当が紅一点のなつきさんに集まっていて、ゆえに本物を見たり自分で調べたりしない限りはかなり女性らしい雰囲気んバンドになってしまいがちなのではと思う。

最近まで顔出しをしていなかった?

なんせ好きになったのが最近なので詳しいことはわからないが、最近までアーティスト写真はぼかすなり隠すなりしてしっかりと顔が出るものは使っていなかったという。
ライブ以外で彼らの顔をしっかりと見る機会はあまりなかったようだ。
その今回のアーティスト写真も、確かに出てはいるが別に顔を写すことが目的のようには思えない。

あまりメディアに顔を出していこうとせず、音楽とアートのみを発信してきたようだ。
目に入ってこなければ演奏者が男女どちらかなんてなかなかわからないし予想しようともしないもので、顔を見る機会がなかったというのも誤解しがちな要素だったように思う。

表に出ていないメンバーも魅力的

目に見える部分は大胡田の世界で、それはそれでとても魅力的だが、私は森、道、市場で演奏する彼ら5人の姿を見て夢中になった。
歌が可愛らしくて上手なのはなんとなくわかっていた、でも楽器の人たちもこんなにカッコよかったなんて!!
意外にも表情豊かにステージを動きながら使い、演奏も素晴らしいテクニックをとても楽しそうに披露するのだ。
後から、そのライブがドラムのやおたくやさんの最後のステージであったと知って、メモリアルなステージだからあんなに感情の溢れる、心動かされるステージだったのかなと思ったが、帰ってから他の映像を見てもやっぱりカッコいい。
あんなに素敵なステージ、ワンマンがあったらぜひもう一度いきたい。
自分が観て好きになったやおさんがドラムでのステージはあの時が最初で最後だったのか…と思うともう観られないのが惜しまれる。

作曲もポップで遊び心があって女性っぽいと思っていたが、一度見てからだと感じ方も全然違った。
そういうわけで可愛く・力強く・テクニカルで、ライブパフォーマンスも感情的なパスピエを全力でおすすめする。
映像でも一度見るとかなり印象が変わると私は思う。

2015/04/04
パスピエ – トキノワ, Passepied – TOKINOWA

うーん、なるほど。
これも見えそうではっきりとは見えない、メンバーの顔。

映像では落ち着いて見えるがライブではもっと情熱的に演奏してくれる。うーーん大好き。

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